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【11.12.11】「就職活動にルールを」―都内の学生らがシンポ 

パネリストをつとめました

シンポジウム
 東京都内の学生がつくる実行委員会は11日、「学生がホンネで語ろう! 就活シンポ3」を文京区民センターで開きました。就職活動中の学生や青年ら100人が参加、インターネットでも生中継されて523人が視聴し、就職活動の実態やあり方を討論しました。
 小西祐司実行委員長は、就職活動をする学生の実態調査にもとづき、正規雇用の採用増やまともな仕事・賃金などを求める「就活生からの就活改革提言」を発表しました。
 パネリストとして首都圏青年ユニオン書記長の河添誠、ジャーナリストの津田大介、日本共産党の衆院議員・政策委員長代理の笠井亮の3氏が発言しました。
 河添氏は、「就活生からの就職改革提言」には多くの部分で共感できると強調。「正規雇用を増やしていくと同時に、非正規で働いている人たちをサポートする体制をつくることが重要だ」と語りました。
 笠井氏は、経済協力開発機構(OECD)加盟の30カ国のなかで、大学の授業料が無償でない上に給付制奨学金がないのは日本だけだと指摘。「学生を応援してルールをつくらせるところまで政府を変え、未就職ゼロの日本を実現するために声を上げよう」と呼びかけました。
 津田氏は、「学生の本分は学業。それを社会に生かすために就職活動の早期化・長期化に歯止めをかけるルールをつくることが大切だ」と述べました。
 千葉県の大学2年生の女性(20)は、「安定した仕事に就けるかわからなくて不安です。国や企業が責任をもって雇用をつくってほしい」と話しました。
 午前は、働くことについて先輩から聞くセミナーや7社3団体が参加した合同就職説明会などの分科会が行われました。
 (2011年12月13日「しんぶん赤旗」より)

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