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【06.01.23】小泉「構造改革」のたそがれをみる
通常国会での論戦に全力をあげます

いよいよ1月20日から始まった第164通常国会。小泉首相の施政方針演説にたいする代表質問の初日23日の夜、ライブドア・堀江社長の逮捕のニュースが飛び込んできました。株価つり上げ、企業買収、粉飾決算。安部官房長官は、「小泉内閣が構造改革をすすめなければ、堀江氏は出てこなかった」といいましたが、まさに図星です。あの総選挙で竹中大臣は、「ホリエモンをよろしく」と叫び、武部自民党幹事長は「弟です。息子です」とまで持ち上げました。堀江社長を「改革の旗手」と持ち上げた小泉政治の責任は重大です。

耐震偽装問題とともに、規制緩和万能とばかりに、「官から民へ、民間に任せればすべてバラ色」と、庶民には「痛み」、「勝ち組」はチヤホヤの「構造改革」の結果にほかならなりません。ところが、小泉首相の施政方針演説では全く他人事で、ひたすら「改革の手を緩めるな」の一点張り。本会議場で、その言葉が空ろに聞こえました。小泉政治こそ、「偽装」と「粉飾」そのもの!?

加えて、米国産牛肉を輸入再開したと小泉首相が演説した数時間後に、BSE危険部位が混入していたことが判明して輸入禁止。アメリカいいなりで、「日米関係さえよければすべてよくなる」どころじゃありません。「米軍再編」の名による基地強化の動きにも、全国103自治体が公然と反対の声をあげています。

内政、外交で自民党政治の行き詰まり、小泉自民・公明暴走政治のたそがれを見る思いです。「ルールある経済社会を」、「アメリカいいなり政治の転換を」と日本共産党が主張してきたことが、文字通り、現実の弊害を克服する重要な意味をもっていることを実感します。

今年こそ、小泉政治にストップをかけ、国民みんなが希望を持てる日本への第一歩にしたい。6月18日までの通常国会、衆議院の外務委員、憲法調査特別委員、そして拉致問題等特別委員となりましたが、暮らし・福祉、平和と憲法を守るため、全力を尽くします。叱咤激励のほど、よろしくお願いします。

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