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【07.02.21】改憲手続法案を廃案に

女性の憲法年連絡会主催院内集会で国会報告

 
 日本共産党の笠井亮衆院議員は、21日、女性の憲法年連絡会主催の「女性と憲法学習会」で国会報告を行いました。
 笠井氏は、通常国会は冒頭から柳澤厚生労働大臣の暴言をめぐって不正常な事態が起こり、この事態打開で党が果たした役割を紹介しました。
 そして、改憲手続法案が今国会の重大な焦点の一つであることを指摘。これまで、与党と民主党が、改憲の動きとは関係のない公正・中立なルールづくりといっていたが、この論争には安倍総理自身が決着をつけてくれたとして、安倍氏が自身の任期中にか意見をめざすと公言していること、参議院選挙の争点にすると言っていること、そして、時代にそぐわない条文の典型が憲法9条とまで言っていることを指摘し、改憲手続法案が9条改憲の条件づくりであることは明白と断じました。
 法案自体も、改憲政党に都合よく改憲案を通しやすいしくみになっているとして、少数の国民の賛成でも改憲案が承認されかねない、公務員、教育者の国民投票運動を規制している、広告は改憲政党、財界団体など改憲を目指す勢力にとって有利に利用される危険がある、などの問題を指摘しました。
 そのうえで、今日、午後4時から今国会初めての憲法特理事懇談会が開かれること、与党側が法案採決の前提となる公聴会開催を提案してくることなどを紹介し、事態は緊迫していると同時に、推進側も矛盾を抱えており、時宜にかなった行動に取り組んでいる女性の憲法年連絡会のみなさんとともに、手続法案廃案めざしてともに力をあわせましょうと訴えました。

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