投稿

≪衆院議員リレーレポート≫「さぁ、折り鶴バッジの内閣を」/『東京民報』2020.11.08号

おめでとう核兵器禁止条約! 来年1月22日発効へ。歴史は、どんな試練や妨害があろうと大義あるものは乗り越え、動くときには動く。広島・長崎への原爆投下から75年もの歳月がかかりましたが、被爆者の命がけの訴え、思いを一つにした市民社会と政府、国連の共同が、歴史的快挙に実りました。

私自身、入党から、国際青年運動、国会論戦、野党外交まで、つねに自らをふるい立たせてきた人生のテーマでした。「あの悲劇を二度と繰り返すな」という母の被爆体験を語り続け、50数カ国を訪れ、核兵器廃絶を訴えてきました。多くの共感とともに、ぶつかったのが、「それは夢物語、理想論」「まず凍結、削減」「ソ連の核兵器は正しい」の声、「リメンバー・パールハーバー」も度々聞きました。

どんな時も、核戦争阻止・核兵器廃絶・被爆者援護連帯を譲れぬ課題、人類的大義として一貫して掲げてきた原水爆禁止運動があり、心張棒として頑張りぬく日本共産党が唯一の戦争被爆国にある。その一員たることを、今ほど誇りに思うときはありません。

米中など核保有国が、禁止された核兵器にしがみつくのは「国際法違反」とズバリ言え、大国が世界を支配する時代はいよいよ終わりを告げています。

ここ日本でこそ、「条約に署名する考えはない」とハンコを押したような答弁に終始する菅政権をとりかえる時。首相と全閣僚が「折り鶴バッジ」を胸につける内閣をつくるため、ますますファイトを燃やしています。

【「東京民報】2020年11月8日号】

PAGE TOP