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【13.05.18】TPP協定=外相 既存合意の丸のみを認める

TPP交渉参加は撤回すべき 笠井議員要求

 日本共産党の笠井亮議員は17日の衆院外務委員会で、環太平洋連携協定(TPP)の新規交渉参加国には不利な参加条件が付けられていると追及しました。岸田文雄外相は「今日までの(先発国による)交渉の積み上げを尊重する」と述べ、既存合意の丸のみを認めました。
 笠井氏は、新規参加国のメキシコ、カナダが「現行9カ国の合意は受け入れ、再協議は行わない」など不利な参加条件の「念書」を受け取ったことに言及。安倍晋三首相は「まだ来ていない」(3月18日)と答弁していたが、参加表明して受け取ったのかとただしました。岸田外相は「今日まで両国とも公表しておらず、相手国との関係もあり、明らかにすることは控えたい」と「念書」の存在を否定しませんでした。
 笠井氏は、参加11カ国の共同声明(4月20日)ではメキシコ・カナダの「交渉参加時と同様に、妥結に向けて交渉が引き続き速やかに進められるような方法により、日本の参加プロセスを完了させる」と合意していることを指摘。「同様の方法」の意味をただしました。外相は「TPP交渉開始から3年がたち、今日までの交渉の積み上げをしっかり尊重するということだ」と答えました。
 笠井氏は「中身はわからないまま、これまでの交渉の積み上げは受け入れるという話だ。不利な条件を丸のみさせられる交渉参加は撤回すべきだ」と強調しました。
(しんぶん赤旗/2013年5月19日より)

◆審議録(.pdf

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