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【12.09.27】小石川植物園の削減見直しを―現地調査・懇談 

小石川植物園問題の調査
 東京都文京区にある小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科付属植物園)で敷地の一部を削り、周辺区道の拡幅計画が進められている問題で、同園の寺島一郎園長や邑田仁前園長、文京区道路課の担当者らから説明をうけ、現地を調査。そのあと反対運動に取り組む住民団体からも意見や要望を聞きました。
 桑名文彦衆院東京2区予定候補、吉良よし子参院東京選挙区予定候補、文京区議団、小竹ひろ子前都議らも参加しました。
 この計画は植物園と区が協定を結び、植物園側が敷地の一部を区に無償で永久貸与し、区側が塀の改修と区道の拡幅を行うというもの。南東側と南西側の塀が最大で2.9m後退させられます。区民などから江戸時代からの歴史ある遺産を削り、多くの植物が伐採されるなど生態系を壊すものとの批判がおきています。
 さる9月19日、文化庁は同園を名勝・史跡に指定することを告示。これにより園の現状変更は文化財保護法により文化庁長官の許可が必要となりました。
懇談では調査団が名勝・史跡への指定をふまえた対応をただしたのに対し、園側は植物の調査などをし直す考えを明らかにしました。また園の管理などにあたる技官がこの間30人から6人に削減されていることなど園の実情を説明しました。
このあと拡幅工事がすでに行われた園の南東側の御殿坂周辺や工事が計画されている南西側を歩いて調査しました。
 さらに、園の保全にとりくむ「小石川植物園を守る会」の人たちから実情や意見を聞きました。会の人たちは「緑や生態系をしっかり守ってほしい。住民とも話し合って計画を見直してほしい」と訴え。笠井議員らは「党派をこえて計画の見直しを求めていきたい」と応じました。

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