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【09.03.26】外環道はムダ、街を壊す―沿線住民が反対集会

住民の声を無視し、巨費を投じる計画は中止を

 
国と東京都が東京外環環状道路(練馬区―世田谷区間、約16キロ)を大深度地下トンネルで整備計画化し、建設に踏み出そうとしているのに対し、建設に反対する沿線区市住民らは26日、千代田区の参院議員会館で集会を開き「住民を無視して自然や住環境を壊す外環道をつくるな」と声をそろえました。
 三鷹市の住民は外環道建設で「井の頭公園や善福寺池などの湧水(ゆうすい)、武蔵野や三鷹の飲み水が奪われ、自動車の排ガスで健康が奪われる。1兆6千億円もかけてつくる必要があるのか」と批判。世田谷、杉並、三鷹、練馬など各地の代表は国と都が昨年開いた地域課題検討会や1月に公表した対応の素案について「住民の疑問にまともに答えず、一方的に計画を進めようとしている」と訴えました。
 日本共産党の笠井亮衆院議員があいさつし、2007年、08年の国会質問で住民の疑問を示して外環道計画の強行をはかる国を追及したことを紹介。「オリンピックにからめて1兆6千億円もの巨費を投じて計画を進めるのはとんでもない。超党派で中止させたい」とのべました。
<「しんぶん赤旗」2009年3月27日付から>

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