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【21.10.31】沖縄1区赤嶺3選 共産比例9議席確保 野党共闘が効果 自民大物敗北相次ぐ 自公で過半数 自民単独も

自公政権の継続か、市民と野党の共闘による政権交代かが問われる歴史的選挙戦となった第49回総選挙(総定数465)が31日、投開票されました。日本共産党(公示前12議席)は比例で9議席を獲得。小選挙区では「オール沖縄」でたたかった赤嶺政賢氏が沖縄1区で3回目の当選を決めました。自民党は公示前の276議席を減らしましたが、自公で過半数を維持。自民党単独でも過半数を維持しました。市民と野党の共闘が力を発揮し、小選挙区で自民党の写真甘利明幹事長や若宮健嗣万博担当相が敗北を喫したのをはじめ派閥の代表や閣僚経験者などが敗北する選挙区が生まれました。


比例代表で日本共産党は、東北ブロック(定数13)で高橋千鶴子氏が7選、北関東ブロック(同19)の塩川鉄也氏が8選、南関東ブロック(同22)の志位和夫委員長が10選を果たしました。東京ブロック(同17)で笠井亮氏が6選、宮本徹氏が3選。東海ブロック(同21)で本村伸子氏が3選。近畿ブロック(同28)で穀田恵二氏が10選、宮本岳志氏が5選、九州・沖縄ブロック(同20)で田村貴昭氏が3選を決めました。

沖縄2区で「オール沖縄」の新垣邦男氏(社民党)が初当選しました。

「本気の共闘」態勢をつくり総選挙にのぞんだ市民と野党の共闘が力を発揮。神奈川13区で野党統一の太栄志氏(立憲民主党)が自民党の甘利幹事長を破って当選。東京8区では、野党統一の吉田晴美氏(立民)が、自民党元幹事長の石原伸晃氏を下し、選挙区で当選しました。香川1区でも、野党統一の小川淳也氏(立民)が、平井卓也前デジタル担当相に勝利しました。

総選挙は9年間の安倍・菅自公政権を継承する岸田文雄政権に対し、市民と野党が共闘し「政権交代」に挑む初めての選挙戦になりました。市民連合と野党4党は安保法制廃止をはじめ20項目の共通政策を結び、日本共産党と立憲民主党は共通政策実現の「政権協力」で合意。全国289の小選挙区のうち214選挙区で候補者を一本化し、「本気の共闘」態勢で選挙戦にのぞみました。

日本共産党は、新型コロナ対策と、新しい日本をつくる「四つのチェンジ」((1)新自由主義を終わらせ、命と暮らしを何よりも大切にする政治(2)気候危機の打開(3)ジェンダー平等の日本(4)憲法9条を生かした平和外交)を掲げ、「国民の声が生きる新しい政権を」と訴えました。

【「しんぶん赤旗」2021年11月1日付】

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