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【14.02.18】防災口実に住民追い出し―品川区で「特定整備路線」を調査

現地調査する笠井議員ら
 日本共産党の笠井亮衆院議員は18日、東京都品川区内を通る「特定整備路線」の計画地となっている5カ所を視察し、地元住民と懇談しました。自石たみお都議、品川区議団が同行しました。
 特定整備路線は、都が防災を名目に2020年度までに整備するとした都市計画道路です。品川区では「放射2号線」「補助29号線」「補助28号線」の3本の路線が計画されています。
 笠井氏らは、星薬科大学(品川区荏原) の構内を通過する放射2号線の計画地を視察。地元住民が、計画通りなら大学施設の野草園やイチョウ並木が撤去されると説明し「もともとイチョウ並木は延焼遮断帯として有効なもので、撤去する道理がない」と話しました。
品川区を南北に3.5キロ貫き、550戸が立ち退き対象となる補助29号線については3カ 所を調査。笠井氏らは、戸越公園駅周辺の商店街や大崎、西大井各地域の住宅街を見て回りました。各地の住民は「闘病中の母親と住んているが、立ち退きさせられたらどうなるか」「戸越公園の商店街の片側の道がごっそり削られ、地域が成り立たなくなる」などと不安を訴えました。
 一行は補助28号線の計画地である大井地域を視察。現状幅15メートルの道路を20メートルに拡幅する工事で、左右の商店街が立ち退き対象とされており、既に空き店舗が増えているなどの実態が地元住民から語られました。
 笠井氏は「住民の合意もなく、『防災』を名目に立ち退きを迫るのは許されないこと。国に対しても事業認可しないよう、みなさんの声を届けたい」と話
しました。

【特定整備路線】
 東京都が進める「木密地域不燃化10年プロジェクト」の目玉事業で、震災
を遮断するという目的で建設する都市計画道路。都内28カ所が対象として選定されていますが、終戦直後の戦災復興計画で計画された路線も多く、2020年度までに100%整備するとの強引な手法にも住民の批判が広がっています。

2014年2月19日「しんぶん赤旗」日刊紙より

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