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【11.12.26】全視協のみなさんと衆議院周辺を点検

国会 バリアフリー化を

 
 全日本視覚障害者協議会(全視協・田中章治代表理事)は26日、「視覚障害者が安心して国会を利用できるように」と衆議院周辺を点検しました。衆院議員会館サービスセンターの職員らが同行。日本共産党の佐々木憲昭、穀田恵二(国会対策委員長)、笠井亮各衆院議員と田村智子参院議員が参加しました。
 点検にあたって、全視協の田中代表理事は「バリアフリー新法が制定されて5年。これまでも国会に要請などで来ているけれど、使いにくさを感じている」と述べました。
 佐々木議員は議員会館が1年前に新しくなったことに触れ「誰もが使いやすいように、改善すべき点は改善させていきたい」とあいさつしました。
 地下鉄丸ノ内線・国会議事堂前駅から議員会館へ通じる地下通路に入る手前で点字ブロックはなくなります。参加した女性は「雨を気にすることのない通路だけど、点字ブロックがなくなるので1人では通れない」と困惑していました。議員会館内も「介助が前提」(サービスセンター)のため、点字ブロックは一切ありません。車道へ誘導しかねない不適切な点字ブロックもありました。議員室やトイレ、トイレの個室の配置など点字案内はほとんど整備されていませんでした。
 全視協は点検後、▽適切な照明の点灯▽国会周辺の信号機は音声の出るものへ▽横断歩道対応の点字ブロック(エスコートゾーン)の整備▽議員会館などの入り口に音声標識ガイドシステムの設置―などを要望しました。
 穀田議員はサービスセンターの担当者らに「視覚障害があっても自由に行動できるよう、バリアフリー法の指針に基づき整備してほしい」と強調しました。
 山城完治総務担当理事は「整備するときはいっしょに歩いて必要箇所を確認したい」と要望しました。(「しんぶん赤旗」12月27日より)

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