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【10.04.24】普天間問題=移設条件無し撤去を

TBSテレビ出演で笠井議員が指摘

 日本共産党の笠井亮衆院議員は24日、TBS系テレビ番組「サタデーずばッと」で、沖縄・米軍普天間基地の問題などで各党出席者らと討論しました。
 司会の、みのもんた氏は「自民党と民主党、徹底的に違うところはどこか」と問題提起しました。これに対し笠井氏は「要の問題で国民は(民主党に)注目したし、期待したのに失望した」とのべ、昨年の総選挙で民主党が廃止を訴えていた後期高齢者医療制度を先延ばしし、労働者派遣法改定案は抜け穴だらけだと指摘。「大事な問題で(自民党とは)違うというふうになっていない」と批判しました。
 自民党の平沢勝栄衆院議員は、政権交代の大事な点として「前の政権のいい所は引き継ぎ、悪い所は直す」ことだとのべた上で、「普天間については(同県名護市辺野古沖の『移設』案は)必ずしも悪いことではなかった」と居直りました。
 民主党の川内博史衆院議員は「日米安保(条約)は日米共通の財産」だと主張。鹿児島県徳之島の住民に混乱を与えているのは、米軍の移設条件がきちんと島民に伝えられていないからだと持論を展開しました。
 これに対し笠井氏は、21日に志位和夫委員長がルース米駐日大使と会談した際、「今の状況は沖縄も徳之島も後戻りできない限界点を超えている」と地元の思いを伝えたことを紹介。その上で「ここまで来たら移設条件無しで撤去しかないといわなければだめ」だと川内議員に迫りました。
 みの氏は、鳩山政権が普天間基地の返還を明言していないことを批判しました。
 みの氏は、政党助成金の一覧表を示して各党の受け取り状況を説明しながら、共産党が受け取っていないことを指摘。笠井氏は「事業仕分け」を例にあげ、「各党が政党助成金を何に使っているのか、本当にいるのかどうか、これこそ厳しくやるべきです」とのべると、みの氏は何度もうなずき、「なるほどね」と納得した様子をみせました。
(しんぶん赤旗/2010年4月25日より)

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