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【09.10.11】外環ウォーク「武蔵野・杉並編」―住民立ち退き、環境破壊の「外環ノ2」予定地を歩く

外環道計画はきっぱり中止を

 
 「えー、こんなに閑静な住宅地に幅40メートルの道路をつくるの!」―説明を聞く参加者から驚きの声があがりました。
 外郭環状道路計画を中止させる運動のいっかんとして、市民らが11日、「外環ウォーク 武蔵野・杉並編―外環ノ2予定地を歩く」を行いました。これは、「三鷹編―東八インターチェンジ、中央ジャンクション予定地を歩く」「世田谷編―東名ジャンクション予定地を歩く」につづく第三弾で、百四十人が参加しました。
 都の都市計画道路「外環ノ2」(練馬区大泉―世田谷区烏山間・約9kmの地上街路)は、40m以上の大深度地下につくる外環道本線に沿って地上部の住宅地のど真ん中を幅40mの道路を通すという、住民立ち退き、環境破壊の道路計画です。
 参加者は、秋晴れの下、杉並区の善福寺池から吉祥寺東町・南町の住宅街、井の頭池周辺まで、「外環ノ2」予定地を実行委員の説明を聞きながらウォーキングしました。日本共産党からは笠井亮衆院議員、吉田信夫都議、原口昭人杉並区議らが参加しました。
参加者からは「新政権が外環道の補正予算を減額したのは私たちの運動があったから。これからが正念場だ」「税金はこうした道路にではなく、もっともっと暮らしのために使ってほしい」などの声が出されていました。
 前回の「世田谷編」につづいて参加した笠井議員は、「前にも現地を見て住民の皆さんの声をお聞きしてきたが、今回あらためて景観、環境など、どの面でも外環道は中止すべきという意をいっそう強くした。新政権が道路事業の見直しをする、石原都政がうたい文句にしてきたオリンピック招致もなくなるという局面の中で、国交大臣は現場を見て、住民の声を聞いて、ピタっと中止に踏み切るべきだ」と話しました。(写真上・実行委員の説明を聞く参加者と笠井議員(一番右)、吉田都議(その左))

 
実行委員の説明を聞く参加者

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