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【08.11.05】京成電鉄のダイヤや駅舎の改善、北総鉄道の料金引き下げを

利用者や沿線住民の声示し、電鉄本社に要請

京成電鉄に要請する笠井議員ら
 要請は葛飾区議団、新井杉生衆院東京17区予定候補、和泉なおみ都議予定候補が行ったもので、区議団から中村しんご、野島英夫、渡辺好枝、三小田准一、中江秀夫の各区議と渡辺キヨ子前区議が参加。笠井議員と田村智子参院東京選挙区予定候補が同席しました。
 要請内容は、①京成本線の急行復活、②京成押上線の急行電車増便、③京成金町線高砂駅の高架化について乗り換えは駅構内で可能になるよう設計を変更すること、④高砂駅南口のイトーヨーカドー側にエレベーターを設置すること、⑤北総線について料金の引き下げを実施すること、⑥成田新高速線について葛飾区内の青砥、高砂駅をスカイライナーなどの停車駅にすること、の各項目です。
 京成側は、本線の急行復活や押上線の急行増便について、経営上の判断などを説明しつつ、「総合的に検討し最大の利便が提供できるよう努力したい」、「ニーズをくみとり最適なものを検討したい」と回答。
 高砂駅については金町線高架化工事の概要や駅構造上の事情をのべ、ボトルネックになっている周辺踏み切りの遮断時間を短縮するための措置を講じていることを説明。同時にこれは短期的な対策で、長期的には連続立体交差化をはかるため自治体などと協議していることを明らかにし、時期的には「10年、15年では難しいと思う」と述べました。また連続立体化の際には駅を全く新しく設計し直し、金町線からの乗換えがいったん改札を出なくてもスムーズにいく案を検討したいと述べ、金町線と本線の直通列車の復活やホームの対面で乗り換えができるようにすることなども含め検討課題であることを明らかにしました。またエレベーターの設置は区の用地を使用する必要があり、京成電鉄単独では難しいと答えました。
 北総線については「別会社」としながらも、「沿線から相当量の要望」が京成電鉄にも届いていることを明らかにし、「北総線は現在債務超過で累積損失を解消するのに時間がかかると聞いている」と述べました。また成田新高速開通後は、ピーク時1時間にスカイライナー3本と一般特急3本を走らせる計画で、スカイライナーは日暮里―成田空港間ノンストップを考えており、特急の停車駅はバランスをみながら現在検討しており、それを利用していただきたいと述べました。
 参加者は利用者や沿線住民の声を具体的に示しながら対応を要請。高砂駅の将来計画などについて詳細な説明を求めるとともに、駅周辺だけでなく広く利用者への説明・周知を要望。北総線については運賃が高額の上、2010年に成田新高速が開通し北総線と同一路線を走ると、北総線との「二重運賃」という事態が生じることを指摘。笠井議員は国土交通大臣がことし8月に「透明性と公正性を確保することで解決したい」と表明していることを示し、公正とするなら北総線の運賃を引き下げるべきで、京成電鉄が親会社として適切に対応するよう求めました。 

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